2016年5月10日火曜日

白と黒のイタリアンレザーを使って




白と黒2色の、共にイタリアンレザーを使ってこんな素敵なバッグが出来上がりましたのでご紹介させて下さい  もちろんMOSSAに通って下さっている生徒さんの作品です 娘さんの為にと型紙から起こされての作品  「こんな形で、革はこれとあれを使って」と大まかなポイントはお聞きしたのですが、後はもう完全独立型の製作スタイル この方はいつもこのパターンで素敵な作品を製作されています  今回は本体とマチの間に入れてあるパイピング これのコツを経験したいとのことでしたが、さほど心配される事もなくスムーズな事の運びでしたね
パイピングは洋裁の時と同じくちょっとした要領が必要ですが、何と言っても数を重ねる事が一番ですよね  あとは布地と違って革には厚みがありますので、きれいに仕上げようと思うその気持ちの分その革の無駄な厚みをすいてから細芯をいれると失敗しません  この方も丁寧に気長に薄くすいた革の中央に細芯をセットしてきれいなパイピングコードを作ってから本体とマチ部を縫い合わせる時に合わせてパイピングコードも縫っていかれましたが、とてもすっきりまとまっていると思います
2色使いのバッグってその色合わせ次第で雰囲気が違ってきますが、白と黒のコンビで金具がゴールド色 これにパイピングが白という選択で全体がすっきりときれいにまとまっていますね  それから使う人へのやさしい配慮・・・画像上持ち手の真ん中に小さな帯状のものが見られますが、これはバッグを肩からはずして下に置いた時などに持ち手が両サイドにバラッと開かない様にとの工夫  娘さんの為へのやさしいご配慮ですね  お疲れ様でした