毎週頑張られている生徒さんの作品のご紹介です
毎回ご自身の周りの方の為に作られることが多いこの方ですが、今回はやっとご自身の物をと、作品の構想を練られ,ちょうど赤い革が入荷してきましたので、早速この革を選ばれて、型紙起こしからされ、完成までこられました
革は布と違い、動物のそのままの形で入荷してきます
今回のこの赤い革は牛さんですが、動物の皮をなめして加工をし、革にした物が私のような小売り業者のもとに送られてきます
大きさにすると体長２メートルになるぐらいの形ですが、この部分が足かな・・・・ここはおっぱいだよな・・・・あれもしかしてここが首・・・・・などと想像しながら、私たち人間はこの牛さんのお肉を頂き、皮を革として加工して身の周りの物として活用させてもらっていると考えると、大事に丁寧に革に向き合っていかなければならないとも思います
さてこの方の作品ですが、ご覧の通り、この赤い革の特徴である厚みと柔らかさ、そして色の発色のよさを生かしたデザインにしてあります
かっちりと仕上げるのではなく、日常使いに無理のない柔らかさ、間口の広さは物の出し入れに大きく影響します
そして少しアクセントも入れたいということで、フリンジを二本作り付け、これで作品に愛嬌が出ていますよね
とても楽しい作品が完成しました お疲れ様でした
